(画像は、2011年7月のものです)
社団法人日本自閉症協会山崎会長、石井顧問、
一般社団法人日本発達障害ネットワーク市川理事長と共に
枝野官房長官に要望書を届ける。
超党派議員連盟とし自民党・尾辻顧問、
民主党・谷幹事長が公明党からは
高木美智代事務局長・山本が同行。
両団体から
「被災地における発達障がい者とその家族への支援に関する要望」
について。(下記関連ブログ)
https://www.yamamoto-hiroshi.net/archives/fukushi/cat164/2011/07/15_2606.html
山口県下関市で起きた知的障害者虐待事件について、
当社が所属する、広島自閉症協会の本部、日本自閉症協会が
6月2日声明文を出しております。
いかなる理由があろうと、虐待は絶対に許すまじき行為です。
報道内容、ビデオ映像が事実であれば
厳格な処分を望みます。
(原文)
虐待撲滅に向けた取り組みの決意
平成27年6月2日
一般社団法人 日本自閉症協会 会長 山﨑 晃資
5月28日に山口県の施設における暴力、
虐待があったとの報道がありました。
ご本人 やご家族の苦しみ、将来への不安は、
想像を超える大きなものであると思います。
また、 全国で様々な施設を利用しておられる当事者の方や
ご家族にも大きな不安を与えるものと 思います。
直接事実の確認ができていませんが、報道された映像を見る限り、
施設職員の 行動に理解できる点は一切なく、
強い憤りを禁じえません。
山口県自閉症協会の意向をう かがった上で、
本協会としての対応を至急検討したいと思います。
過去にも、暴力、虐待の事件があり、
これを撲滅しようと全国的にも大きな取り組みが 行われ、
国としても力を入れていたはずでしたが、
このような事件が後を絶たないことは 誠に残念です。
改めて、関係者が力を合せ、
このような事件を絶対に起こさせないという 強い決意と具体的な
行動が求められます。
一般に、このような問題が起きる背景には、
指導者が障害を正しく理解できていない、
正しい支援の仕方を知らないということがあります。
教えたとおりにできないからと暴力 に訴えることは指導者として
あるまじき行為です。
施設としても、指導者に対して、
暴力 や虐待は絶対にしてはならないという強い意思を示していただくとともに、
指導者が適切 な指導を行うことができるよう、
対応方法を研究し、指導者の研修を行うなど、
徹底した 取り組みが求められます。
当協会は、世界自閉症啓発デーの取り組みをはじめ、
障害を理解する「啓発活動」に力 を入れてきました。
また、支援の方法についても全国各地で研修会を開催してきました。
しかし、今回の事件はこの取り組みが浸透していないこと、
さらに工夫し、力を入れてい かなければならないということを
強く感じさせるものとなりました。
全国には、適切な支 援を行うことのできる施設も多くあり、
このような施設の事例紹介を含めて、
よりよい支 援の仕方を広めていくことが必要と考えます。
以 上
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