まずは知る事から

2014.11.26

気づき

世間知らずな私はまだまだ知らない事がたくさんあり、裏付けがある学びや
気づきを得た都度勉強させて頂いております。

 

広島市市立特別支援学校の中尾校長がよく仰るのが、
「知ってほしい」
と言う事です。

 

企業や個人に対して、障がいのある方や特別支援学校をもっと広く知って
ほしい、と私は受け止めています。

 

そういった点では、私は恵まれていると思うんです。

 

もう20年以上前ですが、父が倉橋町教育委員会にいた頃、
「倉橋みかげの会」という支援の場で輝いていたり、
叔父が広島県立黒瀬特別支援学校の校長、兼
広島県特別支援学校研究会会長という職もあり、
小さな時から障がいについてや思いやりといった事を少しだけ学ばせて
頂いたように感じます。

 

誤解を恐れずに申しますと、
小学2、3年生の私は初めて障がい者の方を見たとき、
『自分と違う』
と思い、戸惑いを隠せませんでした。

 

しかし、同じ空間でレクをしたり同じ食事を食べていると違和感はなくなり、
知らないからびっくりした自分がいたのでは?と思いました。

 

少し飛躍しますが、何事においても知らないから先入観で決めつけたり、
適切な対応や新しい視点が持てないのかぁとも思います。

 

9月に埼玉県で起こった、視覚障がい者への暴行は加害者が知的障がい者
の可能性があるとされていますが、視覚障がい者の方は犯人を見る事も、
状況を伝える事も難しいのではと思います。

 

事実、日本盲人会連合さんも公の場で視覚障がい者の犯罪遭遇率に加え
泣き寝入りのケースが多いそうです。

 

視覚に不自由な方がいたら、率先して道を譲るなどほんの少しの気遣いや
思いやりが欲しいものです。

 

小さな子供達は、昔の私の様に知らないだけかもしれません。

 

まずは、色んな人がいるんだという事を知って、思いやりのある適切な
行動・言動ができたら・・・と自戒の念を込めて書きました。

 

最後に、NHKで放送されました点字ブロック調査のメンバーさん
の声を転載します。

「ぶつかったとして、何にぶつかったか分からない。
人かもしれないし、壁かもしれない。
怒らないで教えてくれれば、『すいません』とこちらも言える。
声をかけてもらえたらありがたい。
ほっとする、安心する。」

 


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