ヘルパンギーナ

2014.06.10

この時期になると、プール熱(アデノウイルス)、ヘルパンギーナ
(コクサッキーA,B、エンテロウイルス)が流行り始めるので、
保育園、幼稚園様は特に感染症対策の注意が必要です。

アデノウイルスが引き起こす、プール熱や流行り目は、アルコール消毒では
ききにくい非エンベロープウイルスのため、調整次亜塩素水などで
消毒しましょう。

コクサッキー、エンテロウイルスも同様にエンベロープを有していないので
塩素系で消毒します。

いずれも従来の次亜塩素酸ナトリウムで不活化できますが、
人体(園児さん)、環境にも安全かつ強力殺菌、不活化力を持つ
調整次亜塩素水を用いるのがベストです。

6月10日時点で、広島市内の小児科様、保育園様ではヘルパンギーナが
例年より多いと聞きます。

ヘルパンギーナ 

飛沫感染もしますので、専用超音波噴霧器で対策をお願いします。

超音波噴霧器 アプライアンス株式会社 プロミスト

 

 

 

ヘルパンギーナ
ヘルパンギーナは、毎年6~8月に流行する「夏かぜ」の代表的な疾患です。

1 ヘルパンギーナとは
ヘルパンギーナとは、突然の高熱・口腔内の水疱や発赤を主症状とする
ウイルス性の疾患です。典型的には2〜7日の潜伏期間の後、
突然38度以上の発熱を呈し、続けて口腔内に水疱が出現し、
水疱が破れて痛みも伴います。その後2〜4日で解熱し、7日程度で治癒します。
高熱による倦怠感や口腔内の痛みなどから、食事や水分を十分にとれず、
脱水になることもあります。

頭痛やおう吐、発熱が続く場合は主治医に相談しましょう。

2 原因と感染経路
エンテロウイルス(主にコクサッキーウイルス)を原因とします。
ヘルパンギーナにかかった人の咳やくしゃみ、つばなどのしぶきに含まれる
ウイルスによって感染します(飛まつ感染)。また、水疱の内容物や
便に排出されたウイルスが手などを介し、
口や眼などの粘膜に入って感染します(経口・接触感染)。

3 ヘルパンギーナの治療
対症療法のみで、発熱などつらい症状を緩和する治療が中心です。
(ノロウイルスなどと同様)
口の中に水疱ができるため、食事がとりやすいよう、柔らかく、
薄味の食事を工夫し、水分補給を心がけることが大切です。
赤ちゃん用のイオン飲料など好むもので水分の補給を十分に行い脱水を予防しましょう。
水分が取れない状態が続いて、おしっこの量が減ったり
(2時間以上オムツがぬれないとき、幼児であれば4~6時間以上トイレに行かないとき)
ぐったりしてきたときには「脱水」を起こしてる可能性があるので至急受診し、
点滴などの処置を受けましょう。

熱のある間は入浴は控えましょう。しかし熱が出るとたくさんの汗をかくので、
下着が湿ったら取り替えるようにしましょう。着替えの時に、
暖かいタオルで身体を拭くと、さっぱりします。
熱が下がり、食欲も出てきたら、登園、登校や外出は大丈夫です。

4 予防のポイント
予防接種はありません。外から帰った後、食事の前、トイレの後などに手洗いを
行うことが最も大切です。
ヘルパンギーナは、治った後も3〜4週間は便にウイルスが排泄されるため、
幼稚園、保育園、学校など集団生活ではタオルを共用することは避けましょう。
子供の年齢に応じて、咳エチケットについて伝えることも大切です。

5 検査や病原体の話
ヘルパンギーナの原因であるコクサッキーウイルスとは、エンテロウイルス属に
含まれる ウイルスで、A群コクサッキーウイルス(CA)、B群コクサッキーウイルス(CB)、
に分けられます。A群、B群ともに複数の血清型があり、
血清型の違いによりヘルパンギーナや手足口病などの原因となります。

6 感染症法・学校保健安全法との関係
ヘルパンギーナは感染症法により五類定点把握疾患に定められています。
学校保健安全法では、出席停止について特に明記された疾患ではありません。
症状が治まった後もウイルスを3〜4週間排泄する可能性がありますが、
その期間全てを欠席にするのは現実的ではありません。
登園・登校の判断については、感染予防を目的とせず、
患者さん本人の体調によって判断することが望ましいといえます。

 

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