カンピロバクター

2017.09.27

防ごう食中毒!

「加熱」と「消毒」の二本柱で、細菌、ウイルス対策を

細菌いえ、最近話題のカンピロバクター。
そのカンピロバクターの感染を防ぐための、予防対策を考えていきましょう。

カンピロバクターに限らず多くの細菌、ウイルスの最大の弱点は、熱です。
肉の色が変わるまできちんと加熱することで菌は死にます。

概ね、65度以上の熱で数分間(中心の温度が65~75度以上で1分間)しっかり火を通すこと。
とくに菌が多いとされる鶏肉は注意が必要です。ササミの湯通し程度では死滅しません。

この菌はわずかな数(諸説ありますが100個程度でも)であっても感染する恐れがあるので、二次感染に注意することがとても大事です。
肉を触った手でサラダを作ったり、肉を切った包丁やまな板でカマボコなど生食を切ったりすると、その菌は簡単にほかの食材に広がります。

肉を扱った手や調理器具はしっかり洗い、また消毒をこまめに行いましょう。

予防対策のおさらい

以下をしっかり守って、カンピロバクターを予防しましょう!

●他の食材(野菜、果物)と肉とが触れ合わないようにする。

●カンピロバクターは、熱に弱いのが特徴。
65度以上で数分間加熱(中心の温度が65度以上で1分間加熱)し、ムラなく火を通す。

●肉を触ったら必ず石けんで手洗いを。
調理器具も洗浄・殺菌をこまめに、また70度以上の熱湯をかけると効果的。

最大の予防は「しっかり加熱」と「殺菌・清潔」です。
誰だって食中毒になるのはいやですよね。でも、恐がり過ぎも禁物。正しい食材の扱い方を知ることで、
未然に事故を防ぎ、美味しい食事へとつなげていきましょう。

 

 

カンピロバクター中学生ら29人食中毒 埼玉・川越市少年の翼研修

http://www.sankei.com/affairs/news/170914/afr1709140012-n1.html

埼玉県川越市は13日、北海道で8月下旬に行われた「川越市少年の翼」の研修に参加した中学生ら29人が発熱や下痢などの症状を発症し、うち12人からカンピロバクターを検出したと発表した。

同市によると、研修には中学生44人、指導者10人の54人が参加。うち中学生25人と指導者4人の計29人が研修終了後に症状を訴え、発症者12人からカンピロバクターを検出した。全員が既に回復している。

原因施設や原因食品について、北海道などが調査したが、特定できなかったという。

 

O-157食中毒 「でりしゃす」全17店舗が閉店

【テレ玉2017年9月20日(水) 18:16配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170920-00010000-teletamav-l11

埼玉県と群馬県にある同じ系列の総菜店の総菜を食べた人が腸管出血性大腸菌Oー157に感染した集団食中毒で、総菜店の運営会社は19日の営業をもって総菜店全17店舗を閉店したことを発表しました。

この問題は、埼玉県と群馬県にある総菜店「でりしゃす」の系列店で8月、ポテトサラダなどの総菜を買った人たちが食中毒になったものです。このうち、群馬県前橋市の「でりしゃす六供店」で8月11日に買った総菜を食べた3歳の女の子が死亡しています。

「でりしゃす」は一時、全17店舗で営業を自粛していましたが、運営会社のフレッシュコーポレーションは衛生管理体制の強化と保健所への報告が完了したとして9月7日から営業を再開していました。しかし、総合的な経営判断の結果として、19日の営業をもって全17店舗を閉店することにしたと20日発表しました。運営会社から閉店の発表があった20日、でりしゃす熊谷店の入口にはブルーシートがかけられ、閉店を知らせる張り紙が貼られていました。突然の閉店に近隣の住民たちも「テレビを見たらこういう状態で困る」などと話し戸惑いを隠せません。

感染経路などは依然として分かっていませんが、フレッシュコーポレーションは引き続き、感染源の特定に向け、保健所の調査に協力するとしています。

 


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